【新唐人2014年8月15日】台湾の情報機関、国家安全局は先日、台湾は年間334万回、1日に平均約1万回サイバー攻撃を受けていると発表しました。台湾のある閣僚もこの点を認めています。
台湾大学 林向愷教授
「すでにサイバー戦争に発展しています」
中共は中台の関係を深めると称して、高官を相次いで台湾に派遣していますが、サイバー空間では、毎日台湾へ出兵しています。
日本の文部科学省に相当する台湾・科技部の張善政部長は、ラジオ局の取材に対し、中共のサイバー軍から攻撃を受けていることを認めました。
張部長によると、サイバー攻撃は、サイトをダウンさせるための攻撃とデータを盗み取る攻撃の2つに分かれますが、中共は台湾との交渉を有利に進めるために、データを盗む攻撃を主に行っています。そのうえ、台湾をサイバー攻撃の新技術の実験台にしています。
台湾大学電気工学学科 林宗男教授
「将来 誰かが疑似世界を制するとすれば、その国の国力は情報空間によります。サイバー戦力は国力と密接に関係します」
かなり以前から、サイバー戦争は始まっていたのです。最近、情報の安全を脅かす事件が相次いでいますが、サイバー軍は直接攻撃するとは限りません。市場に出回る携帯電話やアプリにスパイウェアが潜んでいる危険もあります。
台湾大学電気工学学科 林宗男教授
「ダウンロードしたアプリに小細工がしてあれば、個人情報が盗まれます」
台湾大学 林向愷教授
「彼らはデータを盗もうとしているので、情報がオープンな社会ではファイアーウォールが必須です。特に中国は野心がありますから」
先日、台湾行政院では、科技部の下に情報安全センターを設立する草案が通過しました。今後、情報セキュリティ対策がより重要になるからです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/14/a1130466.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)